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不登校だ!7-② 今回は情緒混合型についてです。

前回は不登校の中の「母子分離型」でしたね!

 

今回は情緒混合型です。良い子型

*勉強スポーツを頑張るよいこ。

*親や教師の期待に応えようと努力をする子。

*性格的には真面目、几帳面でよいのだがその反面、

 完璧を求めたり神経質すぎるところがある。

*学校を休むことに罪悪感がある為、家に閉じこもりがちになる。

 

 

・これまでの本人の頑張りを認め、本人の挫折感を認めることが大切。

・状況を打開するために励ましたり、より頑張らせたりすることは逆効果。

 

・期待をかけないように態度を一変させると、

 見捨てられたのではないかという不安が起こるため注意が必要。

 

・登校への意欲を見せるまでは、登校刺激は避ける。

・子どもの意思にあった目標や進め方を一緒に考え、援助していくことが大切。

 

【状態や症状】

・前日の夜や朝の登校時間帯は登校する意思を見せる。

 当日、頭痛、腹痛、発熱、吐き気などの身体症状が出て登校できなくなる。

 

・昼頃や学校が終わる時間帯になると元気になってくる。

・登校しなければならないという気持ちが強く、

 遅刻や早退はきらい、普段通りの登校にこだわる傾向がある。

 

・両親に対しては甘えを見せる反面、拒否的な態度を取ろうとする。

 

 

【進行期の状態や症状】

・不安や焦りが強くなるため、ネットへ逃避したり、

 睡眠の問題が起こるようになり、昼夜逆転の状態になる。

 

・家族と話そうとせず、食事も一緒に取らなくなり、

 自分の部屋に閉じこもりがちになる。

 

・親の対応によっては、拒否的、反抗的な態度を取ったり、

 時には暴力的な行動をとることもある。

 

・親に無理難題を要求したり、

 場合によっては、金品を要求することがある。

 

自傷行為や、拒食(過食)等の症状を出す場合もある。

 

 

 

混乱期の状態や症状

・しばらく学校に行かなくていいことが分かると、

 自責の念が軽減され、身体症状が軽減されてくる。

 

・昼夜逆転の状態が少しずつ変化し、

 昼前には起きてくるなど、生活リズムが戻り始める。

 

・家族とのコミュニケーションが増えたり、

 学校のこと話題にしても以前ほどの抵抗感がなくなってくる。

 

・勉強が遅れていることや、

 進路や将来などこれから先のことが見えないために、

 不安や葛藤が増大してくる。

 

 

回復期の状態や症状

心的エネルギーが戻り出し、

 家にいるときには気分的に自由になることができている。

 

・これから先のことについて漠然とした不安や焦りを感じつつも、 

 サポートがあれば学習をすることもできる。

 

・登校を促すこともできるようになり、

 午前中だけの登校や保健室への登校など、

 慣らし登校に挑戦できるようになる。

 

・登校した場合、学校では元気そうに振舞うが、

 まだ不安や緊張が強く。

 家に帰るとぐったりする状態が続く

 

 

回復に至ってもやはり安心はできません。

子どもとのコミュニケーション、団らんを大事にしてくださいね!

 

決して否定しない。ともかく受け止める。

親も訓練です。

 

とてもしんどいですが、共に希望をもって歩んでいきたいですね!