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不登校 7-3 混合型とは甘え依存タイプのことです。

今回は不登校の3番目

「混合型」

 

タイプ3 混合型

特徴

・友人関係の些細なトラブルや、

 学校での失敗などがきっかけで登校を渋ることがある。

 

・年齢に比べて幼く、我慢する気持ちや

 将来についての自立意識が十分に育っていない。

 

・逃避、回避的傾向が強く、

 何かを最後までやり遂げた経験が少ない。

 

・学校の規則等を含め、

 集団生活における倫理観が欠落していることがある。

 

・基本的な生活習慣が十分身についていないため、乱れることがあるが、

 深く思い悩む様子はあまりなく、無気力に見える。

 

 

状態や症状

・身体的な不調を訴え、断続的に休むようになる。

 決まった曜日に休むことがある。

 

・前日の夜「明日は学校に行く」と言うが、

 朝になると起きてくることができなかったり、

 起きても長い時間トイレから出てこないことも。

 

・登校時間が過ぎると元気になり、テレビを見たり、ゲームをしたりして過ごす。

 

・登校を促すと学校に行くこともあるが長続きしない。

 

・休日などには、友達と楽しそうに遊んだりする。

 

・刺激する人(親や先生)は避けるが、

 そうでない人には甘える、よくしゃべるなどの傾向がある。

 

 

混合型の進行期

状態や症状

・極端な昼夜逆転になることはないが、

 夜遅くまで起き昼頃まで寝ている生活になる。

 

・深く悩む様子は見られないが、

 軽度の落ち込みを何度か繰り返すが、

 自分で解決する努力は見られない。

 

・親には強く反発することはないが、

 学校や勉強のことなどを言われると自分の部屋に逃げ込む。

 

・日中の外出は避けるが、

 夜や休日は家族と買い物などに出たりするがある。

 

・SNS等や、学校の友達とのつながりを

 突然一方的に切ってしまうこともある。

 

 

 

混合型の混乱期

状態や症状

・昼夜逆転が改善し、午前中には起きられるようになる。

 

・家族との関係も良くなり、表情も明るくなる。

 

・家の中で過ごしている分には特に問題は起こらないが、

 悪く言えば状況が膠着してくるとき。

 

・見守る対応を続けると、進行期からの変化が乏しく、

 無気力型へ移行する可能性が高い。

 

・学校の話題も家族でできるようになるが、

 本人の中での焦りや不安が少ない。

 

 

 

混乱期の回復期

状態や症状

 

 

 

・学校や勉強のことについて家族とふつうに会話ができるようになる。

・行事や放課後の部活動、保健室登校など、

 本人の行きやすいかたちであれば、登校するようになる。

 

・遅刻や早退を繰り返しながらも、自分で決めた時間帯や自分の好きな教科の時は、

 教室で過ごすことができるようになる。

 

・新しい課題やトラブルに直面した時に、途中で足が止まったり、

 責任を回避したりしがちだが、その都度本人の気持ちを聴き、

 教え、乗り越え方を習慣的に獲得できるように援助する。

 

 

昼夜逆転する生活に親もほとほと疲れ切ってしまします。

ここで母親のたまりに溜まった感情が爆発しないように

どこかでガス抜きをすることをお勧めします。